APS/生産スケジューラ[PlanWizard]は、特許(特許第3526516号、特許第4348333号)により保護されております。
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    プレス工程の生産計画に必須な機能としてセット製品機能をご紹介いたします。
    セット製品機能がない場合のプレス工程の生産計画は、実用性のない無意味な計画が立案されてしまうため、
    実施可能なプレス工程の生産計画を立案するために必須な機能です。

    車のドアを生産するプレス作業などでは、1回のプレスで右のドアと左のドアが必ず同時に1枚ずつ生産されます。
    一方、車のドアは、事故等による補修品もあるため、片方のドアのみの受注・出荷が有り得ます。
    このような場合、必ずセットで生産されるようにオーダーを作成し、且つ、それぞれの製品の在庫を個別に管理する必要があります。
    これに対応できる機能が、セット製品機能です。例は、製品Aと製品Bが数量比1:1でセット製品としてマスター登録されている場合の例です。

    受注情報リスト(図1)
    製品在庫リスト(オーダー作成前)(図2)
    受注情報と製品在庫からセット製品オーダー作成後の画面(図3)

    図1の受注情報には、製品Aの受注が、200枚と300枚の2件、及び、製品B の受注情報500枚が登録されています。
    現時点での在庫は、製品Aが300枚です(図2)。この情報から、オーダーを作成します。作成されたオーダーが図3です。4件のオーダーが作成されています。
    製品Aの1件目の200枚の受注情報には、製品Aの在庫が300枚あるため、在庫から引当てが行われます。
    次に2件目の受注は受注情報が300枚であるのに対し、在庫が100枚となるため、不足分の200枚のオーダーが作成されます。
    セット製品機能を設定しており、製品Aと製品Bは必ずセットで生産する必要があるため、セットとなるよう200枚の製品Bのオーダーが自動で作成されています。
    最後に、500枚の製品Bの受注に対して、製品Bは現時点での在庫がないため、500枚の生産が必要ですが、
    製品Aのオーダーに対してセットとなるために既に200枚のオーダーが作成されているため、不足分の300枚のオーダーが作成されます。
    また、製品Bのオーダーに対しても製品Aがセットとなるよう、300枚の製品Aのオーダーが、自動で作成されています。
    図4は、図3で作成されたオーダーをスケジューリングした結果です。

    セット製品の割付結果(図4)
    株式会社ウィザードシステム研究所

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