APS/生産スケジューラ[PlanWizard]は、特許(特許第3526516号、特許第4348333号)により保護されております。
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    設備の中には、ワークの取付・取外し、原材料の投入、製品の取出しだけを人が行い、加工や生産は自動で運転
    させる設備があります。また、このような設備の場合、少数の担当者で複数台の設備の作業の掛け持ち(多台持ち)
    を行う場合があります。

    PlanWizardのスケジューリング割付単位(作業)は、前切替・前段取り・実生産・後段取り・後切替の5段階からなっています。
    実生産以外の作業として、生産する品目が切り替わる場合に必要な作業や事前準備等の生産品がなくても可能な作業を切替(金型の取付・取外し、
    洗浄等の作業)、生産作業単位の中でワークの取付・取外し、原材料の投入や製品の取り出しなどの実生産時間以外に発生する作業を段取りとして
    区別しています。
    前切替・前段取り・実生産・後段取り・後切替のそれぞれに異なる要員やリソースを設定できます。また、各作業はそれぞれ独立しており、設定リソース
    の空き状況により、各作業間に空きを発生させることができます。他社スケジューラの多くは、スケジューリング割付単位が前切替・実生産・後切替(切替
    を段取りと呼ぶことが多い)の3段階で、且つ、各作業間の空きを許しませんが、PlanWizardではスケジューリング割付単位を5段階で、且つ、各作業間に
    空きを許すことができるため、様々な製造プロセスをほぼ完全にモデル化することができます。
    多台持ちのような制約条件も完全にモデル化でき、実際の生産に即したスケジューリング結果を得ることができます。また、多台持ちの人数の変更による
    シミュレーションも容易に行うことができます。

    PlanWizardと多くの他社スケジューラの作業構造の比較図 

    下図の例は、5台の加工設備があり、担当者が2名で品目毎に専用の冶具への交換、ワークの取付・取外し、を担当する場合のスケジューリング
    結果です。
    品目の変更によって発生する作業を前切替、ワークの取り付けを前段取り、ワークの取外しを後段取りとし、生産以外の各作業には要員が
    1名必要な設定です。2名共に他の設備で作業を行っている場合は、作業の待ち時間が発生しています。(下図の赤枠参照)

    このように、多台持ちの制約条件を完全にモデル化でき、実用性のある生産計画を立案するためには、PlanWizardの前切替・前段取り・実生産・
    後段取り・後切替の5段階の構造、及び、各作業間に空きを許すことができる構造が必要です。

    多台持ちのスケジューリング例
    株式会社ウィザードシステム研究所

    E-mail: info@wizard-system.com

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